3GPPリリース8で規定されていたLTEのUEカテゴリは、カテゴリー1以上(http://lteltelte-lteworldsituation.blogspot.jp/2011/07/lteue.html)だったが、リリース12でそれ以下のカテゴリ0が規定されている。
このカテゴリ0の主な仕様としては、下り・上りのデータレートが1Mbps以下というものだ。
これは比較的容易に想像できるが、来るIoT社会へ向けた仕様であり、カテゴリIoTといってもいい仕様だ。
LTEがIoTを取り込み、これまでzigbeeやWiSUNなどスマートメータ系に使用されていた無線規格・周波数をも凌駕していこうということであろうか。
なんと、リリース13では、200kbps以下のカテゴリも検討されている、ということだ。
イスラエルのチップセットメーカ・アルテアなどはカテゴリ0のチップセットの売り込みを強化しているようだ。
日本でもだれかLTE category0のチップセットを作らないかな・・・。コスト的に難しいか。。。
2015年11月19日木曜日
2015年11月13日金曜日
IoT (モノのインターネット)は、LEDとソーラーパネルで実現!? ~ LiWi通信 ~
アメリカの講演会のTEDで新たなIoTの方法が打ち出された。
IoT(Internet of Things)とは、『モノのインターネット』と訳され、これまでは、人がインターネットにつながり、情報をやりとりしていたが、カメラやセンサなどもインターネットにつながり、自動で何かを認識しながら処理がされるシステムをさす。
これにより、天候や気温に合わせて勝手にコンビニの品物の仕入れを行ったり、画像の認識によって勝手にペットのえさが供給されたりするようになる。
IoTの言葉は、インテルが発案者といわれたり、今ではIoE(Internet of Everything)とうたっているがシスコだったりする。
このIoTの実現はモノが『無線』でインターネットに接続される、とされ、Bluetooth(TM)、WiFi、LTEなどで接続される、と言われてきた。
しかし、ここに一石を投じたのが、今回のTEDでの発表である。
BT、WiFi、LTEでは、インフラ側の整備も多少なりとも必要となり、どのように無線ネットワークを張り巡らせるか、議論がなされるところであるが、既にあるLED照明をデータ通信に使用しよう、としたのが、今回の発表である。
LEDの光源は、データの送信機となり、データの内容に合わせて細かく変調されていく。受信機はソーラパネルであり、これでデータの受信もできるが、エネルギーの受信もできるわけである。
LiFi通信は標準的なLEDとソーラパネルで50Mbps程度を達成しているようで、現状の高速通信にそれほど劣るような性能ではない。
実際ソーラパネルを持ちあることは大変だが、先に紹介した透明のソーラパネルであれば、より現実性が増してくるのかもしれない。
夜はどうするのだ、とか、遠方の距離は直接は難しいのでは、などなど、いろいろ議論があるところではあるが、IoTの一角を担う無線通信技術としては十分にLiWi通信はありえるのでは、と思う次第である。
https://www.ted.com/talks/harald_haas_a_breakthrough_new_kind_of_wireless_internet
IoT(Internet of Things)とは、『モノのインターネット』と訳され、これまでは、人がインターネットにつながり、情報をやりとりしていたが、カメラやセンサなどもインターネットにつながり、自動で何かを認識しながら処理がされるシステムをさす。
これにより、天候や気温に合わせて勝手にコンビニの品物の仕入れを行ったり、画像の認識によって勝手にペットのえさが供給されたりするようになる。
IoTの言葉は、インテルが発案者といわれたり、今ではIoE(Internet of Everything)とうたっているがシスコだったりする。
このIoTの実現はモノが『無線』でインターネットに接続される、とされ、Bluetooth(TM)、WiFi、LTEなどで接続される、と言われてきた。
しかし、ここに一石を投じたのが、今回のTEDでの発表である。
BT、WiFi、LTEでは、インフラ側の整備も多少なりとも必要となり、どのように無線ネットワークを張り巡らせるか、議論がなされるところであるが、既にあるLED照明をデータ通信に使用しよう、としたのが、今回の発表である。
LEDの光源は、データの送信機となり、データの内容に合わせて細かく変調されていく。受信機はソーラパネルであり、これでデータの受信もできるが、エネルギーの受信もできるわけである。
LiFi通信は標準的なLEDとソーラパネルで50Mbps程度を達成しているようで、現状の高速通信にそれほど劣るような性能ではない。
実際ソーラパネルを持ちあることは大変だが、先に紹介した透明のソーラパネルであれば、より現実性が増してくるのかもしれない。
夜はどうするのだ、とか、遠方の距離は直接は難しいのでは、などなど、いろいろ議論があるところではあるが、IoTの一角を担う無線通信技術としては十分にLiWi通信はありえるのでは、と思う次第である。
https://www.ted.com/talks/harald_haas_a_breakthrough_new_kind_of_wireless_internet
2015年11月11日水曜日
LTE-U(LAA) vs 11ac(11ax)
"LTE-U(LAA) vs 11ac(11ax)"とは、何を意味するかというと、5GHz帯の争奪です。誰と誰が5GHz帯を争奪しているかというと、携帯電話関連会社とよりオープンな環境構築を望む無線LAN関連の会社の争奪です。
LTE-Uはクアルコムなどが提唱する呼称ですが、3GPPなどではLAA(Licensed Assisted Access using LTE)と呼ばれています。これは、無線LAN向けに割り当てがされていた5150MHz~5350MHz、5470MHz~5725MHzの周波数にLTEの信号を割り当て、携帯のキャリア会社が自由にかつ、複数のキャリア会社で共有し、今後ますます増加する通信データ量に対応しよう、という動きです(LTE-U Forum LTE-U技術レポート)。
また、LTE-UとLAAの大きな違いはLBT(Listen Before Takl)機能があるかないかです。LTE-Uは3GPPの規格策定など待たずに進んでしまえっ、という勢いでLTE-Uフォーラム(http://www.lteuforum.org/index.html)なども結成され、Verizonが発起人ですが、他には、アルカテルルーセント、エリクソン、LG、クアルコム、サムソンなどが加盟しています。
実際にLTE-Uは北米で下りのみの通信で、2016年中旬から商用化されそうです。Verizon , T-mobile , AT&T の大手三社が推進しているようです。
日本では、この5GHz帯の代わりにまずは3.5GHz帯のサービスを始める動きがあります。3.5GHzと5GHzは誤解を恐れずにいうと似たような伝搬特性を持っています。インドアでの用途向きです。3.5GHzは、プラチナバンドとよばれる700MHz~900MHzと特性も異なりますし、1.7GHz帯・2GHz帯とも異なります。またデバイスも別途必要になります。こういったことを考えるとまた3.5GHz帯で日本の無線通信業界がガラパゴス化する可能性は非常に高いです。残念なことです。
こうことが起こるのは、周波数の割り当ての方法に違いがあるかもしれません。海外ではオークション制が主流で携帯会社がとてつもない高額な金額を払い、自分のビジネスをするリソースを確保します。商用施設を建設するゼネコンが土地を購入することに似ています。しかし日本は総務省から割り当てられます。携帯会社は電波利用料を総務省に払いますが、オークションの額に比べると月とスッポンです(このような背景もあり日本の携帯会社は恵まれすぎています)。
こういった背景により、海外の携帯会社はもちろん高いお金を払って周波数を拡張するよりも、オープンな5GHzを使用する方が圧倒的に有利となります。
そのため、今後は、LTE-U(LAA)が大きく拡大していく可能性が非常に高いと思われます。
実際、11acの商用機がリリースされ始め、2年ほどが経過していると思われますが、11acを採用しているデバイスはほぼ100%がスマートフォンです。
無線LANを搭載したデバイスは数々でてきていますが、ほとんどが2.4GHzのみの搭載です。プリンター、プロジェクター(一部11ac?)、カーナビ、エアコン?、・・・。
そういう意味では、5GHzの11acの無線LANが必要なのは『スマートフォン』です。これは、5GHz帯は11acの無線LANより、携帯会社がリソースを管理できるLTE-U(LAA)の方が間違いなく好都合です。
11acを拡張した11axの規格も検討されていますが、徒労に終わるかもしれません。
携帯会社の資本力が勝るか、オープンな環境を好む数の力が勝つか。
長期的な流れとしては、オープンな環境の数が勝つと思いますが、11ax、LTE-U(LAA)あたりの時期ではどちらともいえないと考えます。
LTE-Uはクアルコムなどが提唱する呼称ですが、3GPPなどではLAA(Licensed Assisted Access using LTE)と呼ばれています。これは、無線LAN向けに割り当てがされていた5150MHz~5350MHz、5470MHz~5725MHzの周波数にLTEの信号を割り当て、携帯のキャリア会社が自由にかつ、複数のキャリア会社で共有し、今後ますます増加する通信データ量に対応しよう、という動きです(LTE-U Forum LTE-U技術レポート)。
また、LTE-UとLAAの大きな違いはLBT(Listen Before Takl)機能があるかないかです。LTE-Uは3GPPの規格策定など待たずに進んでしまえっ、という勢いでLTE-Uフォーラム(http://www.lteuforum.org/index.html)なども結成され、Verizonが発起人ですが、他には、アルカテルルーセント、エリクソン、LG、クアルコム、サムソンなどが加盟しています。
実際にLTE-Uは北米で下りのみの通信で、2016年中旬から商用化されそうです。Verizon , T-mobile , AT&T の大手三社が推進しているようです。
日本では、この5GHz帯の代わりにまずは3.5GHz帯のサービスを始める動きがあります。3.5GHzと5GHzは誤解を恐れずにいうと似たような伝搬特性を持っています。インドアでの用途向きです。3.5GHzは、プラチナバンドとよばれる700MHz~900MHzと特性も異なりますし、1.7GHz帯・2GHz帯とも異なります。またデバイスも別途必要になります。こういったことを考えるとまた3.5GHz帯で日本の無線通信業界がガラパゴス化する可能性は非常に高いです。残念なことです。
こうことが起こるのは、周波数の割り当ての方法に違いがあるかもしれません。海外ではオークション制が主流で携帯会社がとてつもない高額な金額を払い、自分のビジネスをするリソースを確保します。商用施設を建設するゼネコンが土地を購入することに似ています。しかし日本は総務省から割り当てられます。携帯会社は電波利用料を総務省に払いますが、オークションの額に比べると月とスッポンです(このような背景もあり日本の携帯会社は恵まれすぎています)。
こういった背景により、海外の携帯会社はもちろん高いお金を払って周波数を拡張するよりも、オープンな5GHzを使用する方が圧倒的に有利となります。
そのため、今後は、LTE-U(LAA)が大きく拡大していく可能性が非常に高いと思われます。
実際、11acの商用機がリリースされ始め、2年ほどが経過していると思われますが、11acを採用しているデバイスはほぼ100%がスマートフォンです。
無線LANを搭載したデバイスは数々でてきていますが、ほとんどが2.4GHzのみの搭載です。プリンター、プロジェクター(一部11ac?)、カーナビ、エアコン?、・・・。
そういう意味では、5GHzの11acの無線LANが必要なのは『スマートフォン』です。これは、5GHz帯は11acの無線LANより、携帯会社がリソースを管理できるLTE-U(LAA)の方が間違いなく好都合です。
11acを拡張した11axの規格も検討されていますが、徒労に終わるかもしれません。
携帯会社の資本力が勝るか、オープンな環境を好む数の力が勝つか。
長期的な流れとしては、オープンな環境の数が勝つと思いますが、11ax、LTE-U(LAA)あたりの時期ではどちらともいえないと考えます。
アップル株価の急落 (iPhone6Sの売れ行き低調が予想される!?)
クレディスイスがiPhone6Sの売り上げが低調になる、というレポートを発表した。
アップルへのサプライチェーン先への発注量の減少から予測したものだ。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/11/idJPL3N13600K20151111
これを受けてか、アップルの株が3%以上下落した。
本ブログでもiPhone6Sは日本では低調だ、という記事を載せた。
販売最初の3日間の受注は、1,300万台で、今までのモデルの中では最高、という発表があったり、低調が噂されたりとはっきりはしない。
ただ、未だしっかりとした数字で集計できないようだが、日本では、iPhone6に比べて15%程度の落ち込み、世界的には、中国やニュージーランドでの販売開始により好調、というところが本当のようだ。
サプライチェーンへの発注量は不明だが、US市場などでは、クリスマス商戦も控えており、あまり悲観論に包まれている、ということもないようだ。
iPhone6Sは確かに今までのモデルに比べ、革新性は少ないように見えるが、他のスマホと比べるとやっぱりiPhoneという感じもするし、なかなかドラスティックにアップル社の業績が変わるということはないように思える。
アップルへのサプライチェーン先への発注量の減少から予測したものだ。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/11/idJPL3N13600K20151111
これを受けてか、アップルの株が3%以上下落した。
本ブログでもiPhone6Sは日本では低調だ、という記事を載せた。
販売最初の3日間の受注は、1,300万台で、今までのモデルの中では最高、という発表があったり、低調が噂されたりとはっきりはしない。
ただ、未だしっかりとした数字で集計できないようだが、日本では、iPhone6に比べて15%程度の落ち込み、世界的には、中国やニュージーランドでの販売開始により好調、というところが本当のようだ。
サプライチェーンへの発注量は不明だが、US市場などでは、クリスマス商戦も控えており、あまり悲観論に包まれている、ということもないようだ。
iPhone6Sは確かに今までのモデルに比べ、革新性は少ないように見えるが、他のスマホと比べるとやっぱりiPhoneという感じもするし、なかなかドラスティックにアップル社の業績が変わるということはないように思える。
"OneWeb" vs "internet.org"
インターネットをより広く安価に提供することを目的としたプロジェクトに「OneWeb」と「internet.org」の2つがある(もちろん他にもあるとは思うがグローバルで活躍するメジャーなものはこの2つであろう)。
「OneWeb」は、ヴァージングループ創業者のリチャード・ブランソンが参画したことで知られるが発起人は、元グーグルのグレッグ・ワイラー氏だ。小型衛星を648基飛ばし、全地球上をカバーしよう、というものだ。衛星は低軌道を通るため、ハンドオーバが必須な他、静止衛星との干渉を避けるためProgressive Pitch(TM)なる技術を開発するなど、独特だ。使用する周波数もあまり明確になっていない。また、参画企業がエアバス、コカ・コーラ、ヴァージンなど、通信会社と一見縁のない企業が参画している点も特徴だ。もちろん、クアルコムや、インテルサット、バーティなども参加はしているが。
一方「internet.org」は、フェイスブックのマークザッカーバーグが提唱したプロジェクトでエリクソン、クアルコム、メディアテック、サムソンなど世界有数の通信機器メーカが参画している。こちらは、OneWebと違って、既存の技術・機器を安く、できれば無償で提供し、世界中の全人類がインターネットにアクセスできるようにしよう、という試みのようだ。
衛星で提供するのが、簡単か、IT会社・通信機器会社・通信事業会社がタッグを組んでデバイス・サービスを供給するのが簡単か、というアプローチの違いだろう。
低軌道衛星は、高層ビルなどがあるとシャドーイングとなり、通信できない都市・衛星が増えてしまう可能性があるが、最近の衛星技術の発展、低価格化を見ると、タッグを組んで地上波を整えるよりも、衛星の最小限度の投資で賄う方法の「OneWeb」の方が現実的な気もする。
ただ、既にイリジウムなど低軌道衛星通信システムは、存在しているのだが・・・。
「OneWeb」は、ヴァージングループ創業者のリチャード・ブランソンが参画したことで知られるが発起人は、元グーグルのグレッグ・ワイラー氏だ。小型衛星を648基飛ばし、全地球上をカバーしよう、というものだ。衛星は低軌道を通るため、ハンドオーバが必須な他、静止衛星との干渉を避けるためProgressive Pitch(TM)なる技術を開発するなど、独特だ。使用する周波数もあまり明確になっていない。また、参画企業がエアバス、コカ・コーラ、ヴァージンなど、通信会社と一見縁のない企業が参画している点も特徴だ。もちろん、クアルコムや、インテルサット、バーティなども参加はしているが。
一方「internet.org」は、フェイスブックのマークザッカーバーグが提唱したプロジェクトでエリクソン、クアルコム、メディアテック、サムソンなど世界有数の通信機器メーカが参画している。こちらは、OneWebと違って、既存の技術・機器を安く、できれば無償で提供し、世界中の全人類がインターネットにアクセスできるようにしよう、という試みのようだ。
衛星で提供するのが、簡単か、IT会社・通信機器会社・通信事業会社がタッグを組んでデバイス・サービスを供給するのが簡単か、というアプローチの違いだろう。
低軌道衛星は、高層ビルなどがあるとシャドーイングとなり、通信できない都市・衛星が増えてしまう可能性があるが、最近の衛星技術の発展、低価格化を見ると、タッグを組んで地上波を整えるよりも、衛星の最小限度の投資で賄う方法の「OneWeb」の方が現実的な気もする。
ただ、既にイリジウムなど低軌道衛星通信システムは、存在しているのだが・・・。
2015年11月9日月曜日
パーソナルセル(pCell)技術は日の目をみるか・・・?
今後のデータ通信量に対応するため、様々な試みが実施されて理宇。
・ WiFiバンドへのオフロード
・ キャリアアグリゲーション
・ ミリ波の活用
・ スモールセルの活用
などなどだ。
これらは、言ってみれば、王道の対応だが、これを一変させる技術が密かに研究されている。
一年ほど前に本ブログでも取り上げたが「パーソナルセル(pCell)」である。
これは基地局が様々なユーザを覆うようなセルを作るのではなく、1ユーザのみが通信できるほどの本当に小さな(1デバイスかそれ以下の程度)セルを形成し、これをユーザの動きに追従させることで移動通信を可能にする技術だ。
何やら高度な数学を用いるとそういったことが可能、という証明ができるようだが、実用化にはもう少し時間がかかりそうだ。
コンセプトとしては、起業家のパールマン氏が2011年6月に発表した「DIDO(Distributed-Input-Distributed-Output)」のコンセプトに基づいているといわれている。
MIMOのようなコンセプトであるため、LTEや3Gにも併用できるよう。
http://www.artemis.com/
5Gより早く実用化できれば、あっという間に広がるのではなかろうか・・・。
・ WiFiバンドへのオフロード
・ キャリアアグリゲーション
・ ミリ波の活用
・ スモールセルの活用
などなどだ。
これらは、言ってみれば、王道の対応だが、これを一変させる技術が密かに研究されている。
一年ほど前に本ブログでも取り上げたが「パーソナルセル(pCell)」である。
これは基地局が様々なユーザを覆うようなセルを作るのではなく、1ユーザのみが通信できるほどの本当に小さな(1デバイスかそれ以下の程度)セルを形成し、これをユーザの動きに追従させることで移動通信を可能にする技術だ。
何やら高度な数学を用いるとそういったことが可能、という証明ができるようだが、実用化にはもう少し時間がかかりそうだ。
コンセプトとしては、起業家のパールマン氏が2011年6月に発表した「DIDO(Distributed-Input-Distributed-Output)」のコンセプトに基づいているといわれている。
MIMOのようなコンセプトであるため、LTEや3Gにも併用できるよう。
http://www.artemis.com/
5Gより早く実用化できれば、あっという間に広がるのではなかろうか・・・。
2015年11月8日日曜日
京セラ、仏サンパートナー社製のWysips Crystal透明ソーラーパネルスマホは、スマホの勢力図に一石を投ずるか!?
先の記事で、どうやらアップル社のiPhone6Sは、日本ではこれまで通りの売れ行きを見せていない、という記事を書いた。
では、今後は、どういったスマホ(またそれに準ずるもの)が人気となるか。
一つの解が、先日京セラが発表した透明ソーラーパネルスマホになるのでは、と思う。
本製品は、2015年のWMCで発表されていたが、よくあるコンセプト品と考えられ、あまり大きな扱いにはならなかった。しかし、先日の発表では、「充電速度は十分現実的なレベルに達している」、というコメントを発表している。
http://japanese.engadget.com/2015/10/06/wysips-16/
もし、これが本当であれば、新たな動きを生み出す可能性は十分あると考える。
Wysips Crystalは、フランスのベンチャーのサンパートナー(http://sunpartnertechnologies.jp/)が開発した技術で、同社には様々なところが出資しているようだ。日本からはドコモが出資している(http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201501086735/)。
京セラは、太陽光発電つながりか2014年10月から提携し、製品化は日本では一番早いようだ。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201411045167/
基本的には充電不要、というだけで、特にビジネスユースを中心に需要がぐっと伸びそうだが、それだけでなく、電池を小さくすることで軽量化もしくは低価格化が実現でき、女性ユーザには必須の要件となりそうだ。
また、この技術はこれだけでなく、なんと光通信にも対応できるということで、これも大きなアドバンテージになる可能性は、十分にある。Li-Fiデータ通信というらしく、なんといろいろと調べてみると、将来的には、10Gbpsくらいの通信が可能なようだ。
これは、5Gと同じ通信速度だ。
5Gで60GHzなどの扱いにくいミリ波を使って、「直進性が強すぎる」「LOS(Line of Sight)が確保できない」「酸素分子に吸収されやすく減衰率が高い」など言われているなら、いっそのこと、Wysips CrystalのひLi-Fi光通信で十分なのではなかろうか。
また、サンパートナーの提携先をみると、なんとアップル社が見当たらない。
http://sunpartnertechnologies.jp/sunpartner-group/strategie/partners/
この技術は、PC、スマホでももちろん有益であるが、一番恩恵を受けるものは、ウェアラブルと感じる。京セラは、スマホだけでなく、ウェアラブルでも一石を投じれるか。
これは来年2016年のスマホおよびウェアラブル市場の台風の目になるかもしれない。
では、今後は、どういったスマホ(またそれに準ずるもの)が人気となるか。
一つの解が、先日京セラが発表した透明ソーラーパネルスマホになるのでは、と思う。
本製品は、2015年のWMCで発表されていたが、よくあるコンセプト品と考えられ、あまり大きな扱いにはならなかった。しかし、先日の発表では、「充電速度は十分現実的なレベルに達している」、というコメントを発表している。
http://japanese.engadget.com/2015/10/06/wysips-16/
もし、これが本当であれば、新たな動きを生み出す可能性は十分あると考える。
Wysips Crystalは、フランスのベンチャーのサンパートナー(http://sunpartnertechnologies.jp/)が開発した技術で、同社には様々なところが出資しているようだ。日本からはドコモが出資している(http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201501086735/)。
京セラは、太陽光発電つながりか2014年10月から提携し、製品化は日本では一番早いようだ。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201411045167/
基本的には充電不要、というだけで、特にビジネスユースを中心に需要がぐっと伸びそうだが、それだけでなく、電池を小さくすることで軽量化もしくは低価格化が実現でき、女性ユーザには必須の要件となりそうだ。
また、この技術はこれだけでなく、なんと光通信にも対応できるということで、これも大きなアドバンテージになる可能性は、十分にある。Li-Fiデータ通信というらしく、なんといろいろと調べてみると、将来的には、10Gbpsくらいの通信が可能なようだ。
これは、5Gと同じ通信速度だ。
5Gで60GHzなどの扱いにくいミリ波を使って、「直進性が強すぎる」「LOS(Line of Sight)が確保できない」「酸素分子に吸収されやすく減衰率が高い」など言われているなら、いっそのこと、Wysips CrystalのひLi-Fi光通信で十分なのではなかろうか。
また、サンパートナーの提携先をみると、なんとアップル社が見当たらない。
http://sunpartnertechnologies.jp/sunpartner-group/strategie/partners/
この技術は、PC、スマホでももちろん有益であるが、一番恩恵を受けるものは、ウェアラブルと感じる。京セラは、スマホだけでなく、ウェアラブルでも一石を投じれるか。
これは来年2016年のスマホおよびウェアラブル市場の台風の目になるかもしれない。
2015年11月4日水曜日
iPhone6Sは日本では売れていない!?
iPhone6S(6Splusを含む)の売り上げは、最初の3日間で1,300万台を超え過去最高の出だし、というニュースが飛び交った。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150930_723253.html
ただ、これは、日本以外の国で起こっている現象のようだ。
日本ではどのキャリア(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)に行っても、iPhone6Sの周りに人がいることはなく、これは量販店でも同じだ。
iPhone6の時は、列を作り、少しの時間だけ、触ることができた、というような状況だったため、印象はまるで違う。
店の人に聞いても、在庫は、iPhone6の時と比べ、全然残っており、好調に売れている、という話はどこからも聞こえない。
個人的にもiPhone6SはiPhone6とさほど違わず、さすがにiOSにも飽きた、という印象で全く魅力を感じない。
お財布ケータイの対応もなく、アップル側も日本市場を見切っている、という印象すら受ける。
また、ネット上でも10月以降の記事は、iPhone6Sの不調を推察するものが多く、やはり売れていないと思われる。
iPhoneの不調でスマホの勢力図に異変があるのか?
今後発表されるしっかりとした数字に注目していきたい。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150930_723253.html
ただ、これは、日本以外の国で起こっている現象のようだ。
日本ではどのキャリア(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)に行っても、iPhone6Sの周りに人がいることはなく、これは量販店でも同じだ。
iPhone6の時は、列を作り、少しの時間だけ、触ることができた、というような状況だったため、印象はまるで違う。
店の人に聞いても、在庫は、iPhone6の時と比べ、全然残っており、好調に売れている、という話はどこからも聞こえない。
個人的にもiPhone6SはiPhone6とさほど違わず、さすがにiOSにも飽きた、という印象で全く魅力を感じない。
お財布ケータイの対応もなく、アップル側も日本市場を見切っている、という印象すら受ける。
また、ネット上でも10月以降の記事は、iPhone6Sの不調を推察するものが多く、やはり売れていないと思われる。
iPhoneの不調でスマホの勢力図に異変があるのか?
今後発表されるしっかりとした数字に注目していきたい。
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