2011年5月14日土曜日

スマートフォン&モバイルEXPOとNECカシオモバイルコミュニケーションズMEDIAS

先週私自身は海外にいたため行けなかったが表記の展示会に関して報告を受けた。

狭いスペースながらも「スマートフォン」のキャッチーな名前に来客者数はとても多かったようだ。

メインの出し元としてはiPadに代表されるタブレット端末をどのように活用するか、そのシステムを訴求するものだ。営業支援ツールとそのシステム。ゲーム。電子書籍などだ。また、クラウドのエンティティとしての活用という提案も多かったようだ。

iOSやアンドロイドの活用ソリューションということでなんだが日本の展示会という感じはしなかったということだ。

唯一日本製で目を引いたのがNECカシオモバイルコミュニケーションズ社のMEDIASだったようだ。その薄さなどスタイリッシュで今までの日本の携帯電話というイメージを払拭したものだったようだ。OSはアンドロイドなので、日本製ではないがその機能の充実は十分ユーザを満足させるものだ。まずはこのようにアンドロイドを利用して日本メーカは海外にでていくのがいいのでは・・・と担当者は言っていた。

ソニーがアップルやグーグルのようなシステムをつくろうとしているようだが、前日の個人情報流出で一旦立ち止まることになるだろう。できていればソニエリのスマートフォンなどで面白いサービスが提供できていたであろうが、少し残念である(まだ中止になったわけではないが・・・)。



今後LTEのスマートフォンはどんどんでてくる。LTEのデータ通信の高速さと端末間の反応の速さを活用したサービスもどんどんでてくるであろう。スマートフォンはデータ通信量が大きく、ARPUを増加させるものである。これによりキャリア会社の収益性が強固となる。またユーザ側のメリットとしても、スマートフォン(タブレット型端末)があればPCを買う必要がなく、その費用を通信費に向けることができる。スマートフォンはまさにPC、ゲーム機など他の携帯端末を凌駕し、収益を通信会社に仕向けるものである。

スマートフォンという存在は通信産業をさらに輝かせる。

2011年5月9日月曜日

ソフトバンク 2010年度決算 一人勝ちっ!!

携帯各社の2010年度決算が出揃った。見事ソフトバンクが一人勝ちで、ドコモ・KDDIは減収となった。

まさに経営の風雲児、孫正義さんは、見事だっ!ボーダフォンをレバレッジバイイングアウト(LBO)した時に既にこの状況が見えていたようだ。

今回はARPUも140円増えているようでiPhone効果が如実にでた格好だ。
http://japan.cnet.com/news/service/35002481/

今回はこのニュースが米国メディアでも報じられた。
http://news.yahoo.com/s/ap/20110509/ap_on_hi_te/as_japan_earns_softbank_4

日本の経済ニュースで明るいものは久々っ!といった感じだ。

しかも、この孫社長の携帯業界での躍進は始まったばかりだ。

あの100億円の寄付は多大なインパクトがあり、孫社長、ならびにソフトバンクは世界中にその名が知れ渡った。今回の米国での報道もその影響は少なからずあったといえる。つまり、今ソフトバンクは世界中から資金が集められる状態になったのだ。

また、ソフトバンクは来年早々にもTD-LTEのサービスを行うと噂されている。ウィルコムを買収した際にTDD用の周波数があり、ここでTD-LTEのサービスを行おうとしている。これが実現すればチャイナモバイルを抜いて世界初のTD-LTEサービスとなるだろう。この準備のため、今年はじめのMWC(モバイルワールドコングレス@バルセロナ)でGlobal TD-LTE Initiative (GTI) に結成・参加している。

そして、このサービスを開催した後にはTD-LTEのサービス同士での安価なローミングなども考えていると思われる。TD-LTEは中国をはじめ、インド、そして北米での導入計画が着々と進み、2013年ころには世界でそのサービスがカバーされるかと思う。

また、iPhone6ではTD-LTEが先に、もしくはFDDと同時にリリースされるという業界関係社の憶測もあり、そうなればソフトバンク帝国がまさにできあがろうとしているのだ。

日本のガラパゴスを打ち破るのはやはり古い電電公社の流れを受け継ぐ者たちではなく、やはり風雲児なのかもしれない!

2011年5月7日土曜日

日本ブランドの訴求を!!

人間の思い込みというものはすさまじい。現在外国人たちは日本特に東京に来たがらない。なぜなら放射能が怖いからだ。また、日本人も狂牛病の際には牛肉の全点検査を求めた。アメリカ人が牛肉を食しているにもかかわらずだ・・・。

これらはネガティブな例だが、こういった思い込みの効果をポジティブに使用するのが、ブランドという概念だ。

・ アメリカの産業はすごい!

というイメージで未だにあれほど不良債権がありながら、米国の国債は買われる。

・ 日立製作所は技術を持っている。

というイメージでお金を貸してくれる金融機関はいくらでもいる。

もちろん、これらはイメージだけではない。ある程度事実も反映した見解だ。

ただ、こういったブランド化したイメージの効果は大きい。私などはブランド化してから実力を上げていけばいいのだ・・・と思うほどいい加減な人間なのだが、何をいいたいか、というと日本のブランド力は世界においてかなりでかい!!!ということだ。

今は携帯業界は第三世代の失敗(FOMAという日本独自の規格を採用したため、いいものではあるが世界に受け入れられなかった(ガラパゴス現象))で自信を失い、欧米の潮流に合わせよう合わせようとしているように見受けられる。

ただ、この方針はあまり日本国に利益をもたらせない。

利益をもたらすのはMade in Japan の世界席巻だ!!

日本はすごいんだ!日本のものはすばらしいんだ!ということをこの業界も再度認識すべきだ!!!
カメラ付き携帯は世界中で度肝を抜いた!当時の大学生たちが欧州、米国、アジア諸国へ行って観光名所を写メでとりまくった。これはあまり知られていないが世界中の人々の度肝をぬいた。英国のこういった現象をみたvodafoneは日本の当時jphoneを買収した感じだ。

とにかく日本製はすごいんだ!!made in Japan is No.1 brand !という感じだ!

現在FNPのプラットフォームの世界市場への普及に苦戦しているということを耳にするが私が知る限り出来は非常にいい。米国クアルコムをしのぐほどの安定性だ。唯一台湾のメディアテックが採用したが、これはドコモ網を狙った採用に過ぎない。日本市場は世界で稼ぎまくらないといけない。このメディアテックの採用目的は本意ではない。

日本の技術力は高い!サービス品質も高い!またワンピース、ドラゴンボールなどのコンテンツ力も高い!これらの実力をもつ、日本の携帯電話が世界で普及しないわけはないのだ。冷静に考えてほしい。もっと胸を張って、上から世界へさとすんだ!日本の携帯電話のすごさを!

ただ、オリジナリティを持ってほしい。iPhoneの様式にあわせるのでなく日本独自の機能、独自のシステムなどをどんどん盛り込んで、世界市場を席巻してほしい!!

私は日本の携帯産業の世界席巻を信じている。従事している方々の本気を期待している。