2011年4月21日木曜日

LTE iPhone は iPhone 5 ではなくiPhone 6 で実現 ??

もちろん、現在の携帯電話産業をささえているのはデータ通信だが、これの最たるものがスマートフォンだ。KDDIなどはこのスマートフォンの遅れなどで一時期シェアもかなり落としたほどだ。そして、このスマートフォンの最たるものが、言わずと知れたApple社iPhoneだ。

そして、今後のLTE時代も、このiPhoneが第一グループとして牽引していくことは間違いないだろう(もちろん、ソニーエリクソンのXperiaやサムソンGALAXYSも第一グループとなるだろうが)。

iPhone5は2011年6月か7月にリリースされるという噂が今まであった。多くはこのiPhone5でLTEが搭載されると考えていた。しかし、これはソフトの改善やスペックの改善されたモデルでLTEは搭載されないようだ。次の2012年にリリースされるiPhone6にてLTEが搭載されると見る評論家が大方のようだ。

確かに、先の記事の音声VoLTEの件や(先の記事では日本勢はVoLTEにあまり積極的ではないと書いたがドコモやKDDIもGSMAが「One Voice Initiative」として合意した「Voice over LTE」(VoLTE)に参加している。訂正してお詫びする)、グローバルでのLTEサービス普及度を考えると2012年にリリースするのは納得がいく。

2012年には現状のrelease8のLTEというよりは、release9のLTEが体勢を占める状態にあるだろうから、そういった機能と連携した魅力的なアプリがぞくぞくと出てくるだろう。個人的にはLCS(location service)機能との連携ですごいアプリがでてくるのを期待する。

release9 LTE機能に関してはまたいつか記事を変えて、紹介できればと思う。

2011年4月19日火曜日

CSFB(Circuit Switched FallBack)とVoLTE

以前から書いてはいるが、LTEは当面データ通信に特化したネットワークとなる。LTEは無線回線の呼び名であるため、この場合SAE(system architecture evolution)と呼んだ方がいいだろう。

LTE(SAE)がデータ通信に特化した場合音声通信はできないのか・・と疑問に思うが、音声通信に関してはいろいろと検討されており、そのひとつの方法が今回のタイトルのひとつCSFB(Circuit Switched Fall Back)というものだ。

回線交換の方法には大きく
・ サーキットスイッチ方式
・ パケットスイッチ方式
http://3g4g.blogspot.com/2011/02/circuit-switched-fallback-csfb-quick.html
の2つがあり、サーキットスイッチ方式つまり昔の方式にもどるのがCSFBだ。つまり、LTEの端末で音声通信を行おうとすれば、レガシー(2G、3G)のネットワークを使用し音声通信を行うというものだ。そのため、LTE端末にはレガシーのテクノロジも搭載したマルチモード(LTE+WCDMAなど)端末が主流となる。

この他の音声通信の方法としてはLTEのパケット回線で通信するVoLTEがあり、今年のWMC2011で米国ベライゾンがデモを行った。


日本のキャリア4社(NTTdocomo, KDDI, softbank , eAccess)は未だVoLTEの技術の採用を表明していない。一方、ベライゾンに関しては当面はCSFBで対応する方針だが、2012年ころを目処にVoLTEのサービスを開始したい、としている。

つまり、ベライゾンの方が世代交代(2・3世代→4世代)が早くできるこということだ。もちろん世代交代を早くするメリットは大きい。
・ 新しい世代のテクノロジの方が周波数利用効率が高く、ユーザ数を多く収容でき、収益性を上げることができる。
・ 1つのテクノロジのみのサポートでよく端末、また基地局側のメンテなどコストを削減できる。
などだ。いずれも企業としてはおいしいものだ。

実のところ最近の携帯電話会社は皆、収益性に苦しんでいる。データ量の増加に加え定額料金のため、追加の設備投資は全て赤字となって負担になってくるのだ。

LTEの高速通信でその斬新さをアピールしたところで、やはり赤字経営が待っているのだ。やはり企業たるものROI(Return of Investment)を考えねばならず、VoLTEの技術はLTEには必須アイテムとなってくると考える。

日本のキャリア会社さんはどう今後展開するか、見物である。

2011年4月5日火曜日

Global TD-LTE Initiative (GTI)の設立

リサーチ・アドバイザリ・コンサルティング会社オーバム (Ovum)は、MWC(Mobile World Congress)2011 にてGlobal TD-LTE Initiative (GTI)が設立されたニュースを取り上げています。
http://www.ovumjapan.com/gti_to_boost_20110224.html

私としても、この動きはセンセーショナルなニュースとしてとらえています。参加企業は、
・中国移動:チャイナモバイル(中国)
・Bharti Airtel(インド)
・ソフトバンクモバイル(日本)
・Clearwire(アメリカ)
・E-Plus(ドイツ)
・Aero2(ポーランド)
のキャリア会社であり、新興勢力と呼ぶに相応しい面々です。特に孫ソフトバンク社長のプレゼンテーションは話題を集めました。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/033/33120/
PCではなくタブレットと話す孫氏の話から次期iPadにはTD-LTE(Advanced-XGP)が実装される、というのは容易に想像ができます。

経済においても資本が西洋から東洋にシフトしている、と言われていますが、携帯のテクノロジにおいてもFDD方式(西洋が主体)からTDD方式(東洋が主体)に勢力またユーザがシフトするということも十分ありうると思います。

機器に関しても中国・台湾・韓国勢がメインに提供しており、安価にシステムを構築することが可能かと思われます。そして、上記のキャリア会社間で格安にローミングなどを提供するようになれば、まさにFDD LTEを駆逐するに十分であるといえます。

TD-LTEは日本のソフトバンク(Wireless city plannning株式会社)が世界ではじめて(2011年内)サービス提供するというような状況になっているため、その動向は非常に興味深いと感じます。日本の端末メーカもTD-LTEを早期に対応させて上記の勢力に提供するような動きがとれれば、ガラパゴス状態から少し抜け出せるのではないかと考えます。

GTIの動きは今後の情報通信業界の台風の目となるかもしれません。

2011年4月1日金曜日

channel numbers of Japanese mobile operators


I would like to show which channel numbers are used in Japan .

[ NTT docomo LTE ]
(band 1)
2147.2MHz (372)

[ NTT docomo WCDMA ]
2132.8MHz (10664)
2137.6MHz (10688)
2142.4MHz (10712)


[ KDDI CDMA2000 ]
 (band10)
860.95MHz(398)
862.30MHz(452)
863.65MHz(506)
865.00MHZ(560)
866.35MHz(614)
867.70MHz(668)


[ UQ WiMAX ]
- 2600MHz
- 2610MHz
- 2620MHz



[ softbank WCDMA ]
- 1478.4MHz (3712)
- 1483.4MHz (3737)