2010年12月6日月曜日

いよいよ、日本でも始まるLTEサービス!

いよいよ、今年のクリスマスイブ、NTTドコモがLTEサービスを開始する。サービス名はXi(クロッシィ)だ。どれだけ加入者数を、どれだけの期間で集められるか、今からわくわくする。

米国では、ベライゾン・ワイヤレスが先日12月1日にLTEサービスを開始させた。
韓国勢LG・パンテックのUSBドングルを使ってのスタートだ。米国では昨年9月にメトロPCSがLTEをサービスしているがこちらは帯域が狭くスピードがでないサービスのみとなるため、新世代のスピードを教授できるサービスはベライゾンが米国初となる。また、北欧でもテリアソネラがフィンランドでLTEをはじめた。

来年2011年は本格的にLTEサービスが導入され、いよいよグローバル情報革命のはじまりとなる。

日本ではこのLTEにて初めてグローバル規格の採用となるため、今後通信機器メーカが海外市場に出やすくなり、どういった経済効果が見込めるか、かなり興味深い。また、ローミングもしやすいため、キャリアのローミング料金も売り上げに貢献してくると考える。

グローバル市場はでかい。日本企業がどのようにインフラ、端末、チップセット、モジュールと海外企業に売り込んでいけるか、また協業していけるか、これにより日本経済も随分変わると考える。日本経済の一角を担う産業なので、是非ともがんばっていただきたい。また、今後は新たなデバイス(スマートフォーン?PC内臓?PDA?カーナビ?etcetc)もどんどん登場してくるだろう。
※ 一説ではベライゾンは来年のLTE対応のスマートフォーンをだすとのこと。

これまで製品をリリースしている各ベンダをざっと列挙してみよう。

「インフラ」
・ エリクソン(スウェーデン)
・ ノキアシーメンス(フィンランド・ドイツ)
・ モトローラ(アメリカ)
・ ZTE(中国)
・ Huawei(中国)
・ NEC
・ 富士通
・ サムソン(韓国)

「端末」
・ サムソン(韓国)
・ LG(韓国)
・ パンテック(韓国)
・ 富士通

「チップセット」
・ クアルコム(アメリカ)
・ ビシーム(アメリカ)
・ アルティア(イスラエル)
・ LG(韓国)

・ メディアテック(台湾)
・ DNFP(日本)
・ シーカンス(アメリカ)
・ STエリクソン(スイス)
・ ウェブサット(カナダ)
・ ルネサスエレクトロニクス(日本)

日本のメーカが少ないのが気になるところだ。

LTEは基本的にはデータ通信なので、キラーコンテンツなどは特に問題にならないが、今後LTEに絡めて新たなコンテンツ、サービスが出てくるかもしれない・・・。

コンテンツ関連の企業もウォッチしていきたい。

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