次世代無線LAN規格が動き出している。スマホの普及で、無線LANの有用性、そして携帯キャリア会社の救世主、ということで、いろいろ注目されている無線LANであるが、はやければ来年2012年にも次世代規格802.11acのデバイスがでてきそうだ。
IEEE802.11acの規格自体は2013年末くらいに全ての仕様がfixされるような形で標準化が進んでいるが、11nの時もそうであったように、物理層の仕様が固まりつつあるので、この段階で、「ドラフト」という形でデバイスが来年にもでてきそう、というみるのが、大方の見方だ。
11acの大きな特徴は、
・ 信号帯域が160MHz(160MHzはオプション。80MHzが必須。また、80+80MHzが連続、非連続の両方が存在)
・ 後方互換性を確保。
・ 8x8MIMO
・ 256QAM
などなどがあるが、これらの技術を用いて1Gbpsを実現する、という規格になっている(8x8MIMOで約7Gbpsまで拡張可能)。
実際この規格が今の無線LANのように安価に普及した場合、LTEやLTE-advancedのコスト高の1Gbps以下の通信速度サービスは競争力を持たなくなるかもしれない。
どこからか現れた実業家が、基本的に無線LAN経由によるサービスを提供し、補足的なものとして携帯のサービスをMVNOで安価に(リソースを小さく契約するため)調達できたとしたら・・・。現在の携帯電話各社は全く太刀打ちできないと感じる。
今後、より一層、携帯各社の無線LAN網とのつきあい方は、重要なファクタとなっていくだろう。
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