2010年5月20日木曜日

TD-LTE と LTE FDD

数年前、次世代の無線通信はWiMAXが主流となるかLTEが主流となるか、という議論があった。ただ今は前稿で書いたようにLTEに軍配があがっているようだ。

しかし、だ。

このLTEには2種類あるのだ。FDD方式とTDD方式だ。TDD方式は3Gの時代から中国で使用されTD-SCDMAとして運用されてきた。LTEではTD-LTEと称され2010年に中国でのサービス開始が予定されている。そして基地局を供給しているのは、Huawei、ZTEだ。

そして先日ソフトバンクがウィルコムに割り当てられた2.5GHzの帯域でTD-LTEを検討している旨の発表があった。。

これの意味するところは、パフォーマンスがそれほど違いがないようなら、キャリアは常に設備投資比を抑えたい、ということだ。Huawei、ZTEの基地局の価格は日本、米国、北欧のベンダが追従できないほど破格だ。

これまで、TDD方式は中国でサービスされるものという暗黙の了解があったが、今後はこれが世界中でサービスされることが予想される。

実は今後の無線通信サービスの主流となるのは、TD-LTEなのだ。 WiMAXもTDD方式であるため、WiMAXの機器を開発していたメーカはみんなTD-LTEへ移行するという見解もある。

この動きに関しては今後も注意深くウォッチしていかなければならないと思う。

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