2010年5月16日日曜日

インテルがLTEチップ???

最初の投稿でこういった未だ定かでない情報を書くのは少々気が引けるが、このニュースが発端となり、このブログを開始しようと思い立ったため、続けることにしたい。

インテルはもともとWiMAXというアメリカの学会IEEEで規格化された次世代通信規格を推進していた。このWiMAX(IEEE802.16)はインテルのために あるような規格であり、インテルのプロセッサーがWiMAXをサポートし、ノート PCほぼ全てでWiMAXのサービスが受けられるようになれば携帯電話系の データ通信は不要となり、NTTdocomoなどの携帯サービスプロバイダを大いに脅かすと言われていたほどだった。

ただ、ここにきてWiMAXネットワークの普及状況、同世代の携帯電話LTE 産業の盛り上がりをみて、インテルがWiMAXからLTEへ乗り換えてくる可能性が高まっている。

LTEとはロング・ターム・エボリューション(Long-term-evolution)の略であり、携帯電話系の流れを汲む通信規格だ。3GPPという標準化団体で標準化が進められておりrelease8の段階で規格化が終了し、2010年5月現在、既に北欧では商用化サービスが始まっている。

その後、アメリカ・日本とLTE商用サービスは開始され、2010年末までには ワールドワイドで、22のネットワークオペレータでサービス開始となる、と予想 されている。

既に64オペレータ、31カ国がLTEサービスを行うとコミットメントしており、さらに検討中のオペレータも入れると、将来88オペレータ、42カ国まで広がる予定だ。 (GSA:Global mobile Supplier associationの調査)。

一方WiMAXに関しては日本でもUQコミュニケーションズがサービスを開始しているがあまり普及が進んでいない。ワールドワイドで見ても、米Sprint Nextelや米Clearwireの状況も芳しくなく、データ通信よりは放送系の地域WiMAXという形で可能性がある、という程度だ。

こういった状況を睨み、やはり自ら先導してきたWiMAXという規格を捨てて LTEに乗り換えざる得なくなったようだ。 WiMAXとLTEは技術内容も非常に似ており、2つ存在する方がナンセンスと
言われてきただけにインテルがLTE対応のチップをだせば一気にWiMAXのサービスは終焉を迎えるのかもしれない。。。

現在LTEのチップをリリースしている(予定も含む)会社は、
Altair,Beceem,Icera,LG,Qualcomm,Sequans,ST-Ericsson,docomo陣営(NEC,Fujitsu,panasonic)
などがある。

ここにインテルが食い込んでくるのか・・・。

今後の動向に目が離せない。

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