NTTドコモ、富士通、NEC、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、サムソン電子が合弁会社を設立する。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110914/bsj1109140504001-n1.htm
クアルコムの牙城を崩すためだ。
GSAの報告にもあるが、LTEのチップセットメーカは意外と多い。しかし、実際に採用されるのはクアルコムが8割程度を占める、といっていい状況だ。
日本勢もDNFPプラットフォームを二種類共同開発した経緯があるが、採用されたのは台湾のメディアテック1社にとどまっているようだ。
このチップセットはそれほど接続性という観点で劣っているということはないが、そのブランド力、サポート力などが絡み、やはり採用されていない。
こういった状況を打破するために、半導体の会社を設立する、ということになったのだろう。
ただ、もしそういう狙いであるとすれば、台湾勢や中国勢も参加させるべきだったのではないか?誘ったが仲間に入らなかったのであろうか?また、韓国勢ならLGもいれてもいいと思うが、これも断られたのだろうか?
サムソンだけと協業する狙いはなんであろうか?先にグローバルビジネスで成功しているサムソンのノウハウを吸収する、ということであろうか?また、本合弁会社は開発・設計のみで、量産は他で行う、ということだが、そういった意味でルネサスの立ち位置はどのようになるのか?また、ルネサスが買収したノキアのモデム部門は???
正直謎の多い今回の発表だが、いずれにせよアジア勢のグローバル社会での活躍を切に願う。
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