スマートフォンと同様、タブレット端末の勢いもすごい。全携帯メーカー、pcメーカーがタブレット端末をリリースしているといっていいほどだ。しかも、数年前までの状況と異なり、中国、台湾、韓国などのアジア勢の勢いもあり、その市場は本当に活況に満ちていると言っていいだろう。
しかも実際、このタブレット端末、使ってみると手放せない。
私自身iPad2を愛用しているが、その携帯性、アプリの豊富さ、利便性、スタイリッシュさ、どこをとっても使用しない手はないと感じる。今後企業のサーバーなどもこのタブレット端末に対応していくだろうから、外出の多い営業マンなども間違いなくタブレット端末を持つことになるだろう。
このタブレットにLTEのネットワーク機能が必須になるだろうか?ソフトバンクの孫正義CEOなどはTD-LTEの載ったiPadをかなり重要視しているようだが、 実際使用していると違った考えも浮かんでくる。
そのひとつの原因が「ルータ(WiFi <-> LTEなど携帯電話ネットワーク機能)」の存在だ。
これに関しては別途トピックを設け、本ブログでも議論したいところだが、このルータの存在がタブレット端末において携帯電話ネットワーク機能を不要にさせる、と私は考えている。
BCNの調査によればiPadの初代モデルではWiFiモデルとWiFi + 3Gモデルの販売比率はほぼ1対1だったそうだが、iPad2においては7対3となっており、3Gのネットワーク機能が不人気だということがわかる。これは3Gモデルはキャリア会社からの補助費が入るので初期費用はあまり変わらないことを考えると、価格に基づいた差ではないと言える。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/ce/20110513_445062.html
つまり、消費者がタブレット端末には携帯電話ネットワーク機能は不要だと判断したとも取れるのだ。これは実際使ってみるとルータがなくてもそう感じる。タブレット端末を使用するのは家かオフィスがほとんどで電車や車の中などでインターネットにアクセスしようと思うことはまずない。そして、これにルータがあれば全てが解決してしまうわけだ。
そうタブレット端末には携帯電話ネットワーク機能は不要だと言える。携帯電話各社がタブレット端末にもスマートフォン同様期待を寄せているようだが、現状の収益モデルでは当てが外れることになると予想する。
また、実際使用してみて欲しいと思う無線通信ネットワーク機能は、
・ wireless HD
もしくは、
・ WiGig
などのミリ波帯の超高速伝送規格だ。これらの規格で超高画質映像の伝送が可能だ。これらの無線通信規格により家のテレビやHDDレコーダーから電波を飛ばしてもらい、タブレット端末で家の中のどこでもそれらを楽しめる、というわけだ。60GHz帯で直進性が高いので利用範囲が限られるかもしれないが、寝室やバス・トイレなど、別途TVなど購入しなくても映像が楽しめることになる。また、HDDレコーダーなどに録った番組をタブレット端末に移行するのも一瞬のうちに行えるようになる。
そう、タブレット端末には、LTEなどの携帯電話ネットワーク機能ではなく、wireless HDやWiGigなどの無線通信機能を実装がキーとなってくるかもしれない。あくまでもこれは私の個人的見解ではあるが・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿