3GPPのRAN1やRAN5などの言葉を聴いたことがあると思うが、これらに関して以下にまとめておく。
まず、3GPPの中に技術仕様をまとめるTSG(technical specification group)というグループがある。この中にさらに各ワークグループ(WG)があり、これらをTSG RAN WG1などと呼んだりする。一般的には「WG」を省略しRAN1(ランワン)などと呼ばれたりする。
実はTSGの中にはRAN以外に
・TSG GERAN
・TSG SA
・TSG CT
(・TSG RAN)
などもある。RANはradio access networkの略でありLTEなどの無線技術を扱うワーキンググループというわけだ。以下に各ワーキンググループの役割をまとめておく。
TSG RAN WG1(RAN1) 無線レイヤ1仕様
TSG RAN WG2(RAN2) 無線レイヤ2および3RR仕様
TSG RAN WG3(RAN3) Iub Iur および Iu 仕様 - UTRAN O&M 要件
TSG RAN WG4(RAN4) 無線性能およびプロトコル仕様 - RF パラメータおよびBS コンフォーマンス試験
TSG RAN WG5(RAN5) モバイル端末コンフォーマンス試験
である。また、これらは3ヶ月に一度定期的に開かれるが、非定期に開かれるアドホックワーキンググループなどもある。プレナリ(plenary)と呼ばれる全WGが集まったものもある。
詳細は3GPPの以下のサイトが参考になる。
http://www.3gpp.org/Specification-Groups
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