iPhone8のコードネームが「フェラーリ」だそうだ。
フェラーリと言えば、高速運転の代表格だが、このコードネームから連想されるのは、
・ iPhone8でプロセッサが高速となり、操作性の大幅な向上
・ 通信速度が高速
など、だ。
後者の通信速度が高速とは、LTEのCAの本数が増え、5本とか、10本とかになることが想像される(3GPPのrelease13では、32本のキャリアアグリゲーションが定義されている)。
もうひとつのダークホース的な高速通信は、802.11adだ。
長らく60GHzなどのミリ波は実用化される、と言われながらなかなかされてこなかった。
コスト、消費電力、アンテナの小型化など、目処がついていてもおかしくない。フェイスブックなどは、ビル間のバックホールの通信に802.11adを使用するそうだ。
https://code.facebook.com/posts/1072680049445290/introducing-facebook-s-new-terrestrial-connectivity-systems-terragraph-and-project-aries/
いずれにせよ、5Gのミリ波の前の高速通信が期待できそうだ。
LTE グローバル情報通信革命
2016年12月27日火曜日
2016年12月26日月曜日
次世代WLAN規格 802.11ax
WiFiの次世代規格11axのデバイスが早ければ、2018年初めにもリリースされそうだ。
先日、11nから11acに対応されたばかりのような気もするが、11axは高速通信、というものよりも、公衆無線LANのような環境を意識した高効率、マルチユーザの取り込みに主眼が置かれているようだ。
11acからの大きな違いは、
・ 2.4GHz帯でも使用できること(11acが5GHzのみが対応という方がおかしかったか?)
・ これまでのOFDM方式ではなく、OFDMA方式により1つのAPでより多くのユーザがストレスなく通信可能
・ ガードインターバル長が多少大きなセルを意識し、3パターン(0.8 , 1.6 ,3.2 μs)のものが用意されている。
・ OFDM(A)のサブキャリア間隔が従来の1/4(78.125MHz)となり、高速通信が可能に。最大10Gbpsを狙う。
・ 変調方式も1024QAMまで対応。
・ マルチユーザMIMO
などである。
ミリ波を使わない11axがこれだけのことができる。今後、5Gとの協調運用が楽しみだ。
先日、11nから11acに対応されたばかりのような気もするが、11axは高速通信、というものよりも、公衆無線LANのような環境を意識した高効率、マルチユーザの取り込みに主眼が置かれているようだ。
11acからの大きな違いは、
・ 2.4GHz帯でも使用できること(11acが5GHzのみが対応という方がおかしかったか?)
・ これまでのOFDM方式ではなく、OFDMA方式により1つのAPでより多くのユーザがストレスなく通信可能
・ ガードインターバル長が多少大きなセルを意識し、3パターン(0.8 , 1.6 ,3.2 μs)のものが用意されている。
・ OFDM(A)のサブキャリア間隔が従来の1/4(78.125MHz)となり、高速通信が可能に。最大10Gbpsを狙う。
・ 変調方式も1024QAMまで対応。
・ マルチユーザMIMO
などである。
ミリ波を使わない11axがこれだけのことができる。今後、5Gとの協調運用が楽しみだ。
LPWA IoT(Internet of Things)の世界を制すのはどの無線規格だ!?
IoTの世界が熱い。
IoTはM2Mととらえることもでき、こういった意味では、WCDMA、CDMA2000などもIoTの候補である。以前取り上げたLTEのCat0や、もう少し低消費電力を実現するCatMなどもその類である。
しかし、さらに低消費電力、広範囲なカバーエリアを目指すものもあり、LPWA(Low Power 、Low Area)などと呼ばれている。このLPWAにも様々な無線規格があり、これらに関してまとめておく。
① SigFox
フランスのSigfox社が牽引するサブギガ帯の無線規格。規格はETSIでまとまられている(http://www.etsi.org/deliver/etsi_gs/LTN/001_099/003/01.01.01_60/gs_ltn003v010101p.pdf)。既に、TI、Amtel、Silicon Laboratoriesなどがチップを提供。変調方式は、BPSKやGFSKまたDSSSもある。
日本では、京セラの関連会社KCCSがSigfoxネットワークの日本での独占的な提供を発表。
デバイスは、SMKや村田製作所が提供していくと思われる。
② LoRa
アメリカのSemtech社が牽引するサブギガ帯の無線規格。韓国、フランスなどで既に人気がある。①のSigfoxも既に導入されている。デバイスはSemtech社が提供していく模様。変調方式は、チャープを使用したスペクトラム拡散方式。
日本では日本IBMがLoRaWANのサービスを始めると先日発表。
③ Wi-Fi HaLow
802.11ahの規格。チップセットメーカQualcomm社が牽引するサブギガ帯の通信方式。変調方式は、WiFiのスペクトラムを狭帯域にしたもの。
④ Wi-SUN
zigbeeの進化版としてWiSUNアライアンスでまとめられているサブギガ帯の通信方式。変調方式は、QPSK、2FSK、4FSK、OFDM。
⑤ NB-IoT
3GPPでrelease13として規格がまとめられている。この中で唯一ライセンスバンドを使用。LTEの1リソースブロック分を使用し、帯域は200kHz程度。
チップセットは、中国Hi-Siliconや米Qualcommなどがリリース予定。
①、②は携帯キャリア会社に依存したくないサービスプロバイダが先頭を切ってサービスを推し進めそうだが、結局は携帯キャリアの提案するサービス・内容が勝り、⑤のNB-IoTが普及していくのでは、と噂されている。
いずれにせよ、ビックデータのIoT時代、要注目の無線規格である。
IoTはM2Mととらえることもでき、こういった意味では、WCDMA、CDMA2000などもIoTの候補である。以前取り上げたLTEのCat0や、もう少し低消費電力を実現するCatMなどもその類である。
しかし、さらに低消費電力、広範囲なカバーエリアを目指すものもあり、LPWA(Low Power 、Low Area)などと呼ばれている。このLPWAにも様々な無線規格があり、これらに関してまとめておく。
① SigFox
フランスのSigfox社が牽引するサブギガ帯の無線規格。規格はETSIでまとまられている(http://www.etsi.org/deliver/etsi_gs/LTN/001_099/003/01.01.01_60/gs_ltn003v010101p.pdf)。既に、TI、Amtel、Silicon Laboratoriesなどがチップを提供。変調方式は、BPSKやGFSKまたDSSSもある。
日本では、京セラの関連会社KCCSがSigfoxネットワークの日本での独占的な提供を発表。
デバイスは、SMKや村田製作所が提供していくと思われる。
② LoRa
アメリカのSemtech社が牽引するサブギガ帯の無線規格。韓国、フランスなどで既に人気がある。①のSigfoxも既に導入されている。デバイスはSemtech社が提供していく模様。変調方式は、チャープを使用したスペクトラム拡散方式。
日本では日本IBMがLoRaWANのサービスを始めると先日発表。
③ Wi-Fi HaLow
802.11ahの規格。チップセットメーカQualcomm社が牽引するサブギガ帯の通信方式。変調方式は、WiFiのスペクトラムを狭帯域にしたもの。
④ Wi-SUN
zigbeeの進化版としてWiSUNアライアンスでまとめられているサブギガ帯の通信方式。変調方式は、QPSK、2FSK、4FSK、OFDM。
⑤ NB-IoT
3GPPでrelease13として規格がまとめられている。この中で唯一ライセンスバンドを使用。LTEの1リソースブロック分を使用し、帯域は200kHz程度。
チップセットは、中国Hi-Siliconや米Qualcommなどがリリース予定。
①、②は携帯キャリア会社に依存したくないサービスプロバイダが先頭を切ってサービスを推し進めそうだが、結局は携帯キャリアの提案するサービス・内容が勝り、⑤のNB-IoTが普及していくのでは、と噂されている。
いずれにせよ、ビックデータのIoT時代、要注目の無線規格である。
2015年11月19日木曜日
LTE UE category 0
3GPPリリース8で規定されていたLTEのUEカテゴリは、カテゴリー1以上(http://lteltelte-lteworldsituation.blogspot.jp/2011/07/lteue.html)だったが、リリース12でそれ以下のカテゴリ0が規定されている。
このカテゴリ0の主な仕様としては、下り・上りのデータレートが1Mbps以下というものだ。
これは比較的容易に想像できるが、来るIoT社会へ向けた仕様であり、カテゴリIoTといってもいい仕様だ。
LTEがIoTを取り込み、これまでzigbeeやWiSUNなどスマートメータ系に使用されていた無線規格・周波数をも凌駕していこうということであろうか。
なんと、リリース13では、200kbps以下のカテゴリも検討されている、ということだ。
イスラエルのチップセットメーカ・アルテアなどはカテゴリ0のチップセットの売り込みを強化しているようだ。
日本でもだれかLTE category0のチップセットを作らないかな・・・。コスト的に難しいか。。。
このカテゴリ0の主な仕様としては、下り・上りのデータレートが1Mbps以下というものだ。
これは比較的容易に想像できるが、来るIoT社会へ向けた仕様であり、カテゴリIoTといってもいい仕様だ。
LTEがIoTを取り込み、これまでzigbeeやWiSUNなどスマートメータ系に使用されていた無線規格・周波数をも凌駕していこうということであろうか。
なんと、リリース13では、200kbps以下のカテゴリも検討されている、ということだ。
イスラエルのチップセットメーカ・アルテアなどはカテゴリ0のチップセットの売り込みを強化しているようだ。
日本でもだれかLTE category0のチップセットを作らないかな・・・。コスト的に難しいか。。。
2015年11月13日金曜日
IoT (モノのインターネット)は、LEDとソーラーパネルで実現!? ~ LiWi通信 ~
アメリカの講演会のTEDで新たなIoTの方法が打ち出された。
IoT(Internet of Things)とは、『モノのインターネット』と訳され、これまでは、人がインターネットにつながり、情報をやりとりしていたが、カメラやセンサなどもインターネットにつながり、自動で何かを認識しながら処理がされるシステムをさす。
これにより、天候や気温に合わせて勝手にコンビニの品物の仕入れを行ったり、画像の認識によって勝手にペットのえさが供給されたりするようになる。
IoTの言葉は、インテルが発案者といわれたり、今ではIoE(Internet of Everything)とうたっているがシスコだったりする。
このIoTの実現はモノが『無線』でインターネットに接続される、とされ、Bluetooth(TM)、WiFi、LTEなどで接続される、と言われてきた。
しかし、ここに一石を投じたのが、今回のTEDでの発表である。
BT、WiFi、LTEでは、インフラ側の整備も多少なりとも必要となり、どのように無線ネットワークを張り巡らせるか、議論がなされるところであるが、既にあるLED照明をデータ通信に使用しよう、としたのが、今回の発表である。
LEDの光源は、データの送信機となり、データの内容に合わせて細かく変調されていく。受信機はソーラパネルであり、これでデータの受信もできるが、エネルギーの受信もできるわけである。
LiFi通信は標準的なLEDとソーラパネルで50Mbps程度を達成しているようで、現状の高速通信にそれほど劣るような性能ではない。
実際ソーラパネルを持ちあることは大変だが、先に紹介した透明のソーラパネルであれば、より現実性が増してくるのかもしれない。
夜はどうするのだ、とか、遠方の距離は直接は難しいのでは、などなど、いろいろ議論があるところではあるが、IoTの一角を担う無線通信技術としては十分にLiWi通信はありえるのでは、と思う次第である。
https://www.ted.com/talks/harald_haas_a_breakthrough_new_kind_of_wireless_internet
IoT(Internet of Things)とは、『モノのインターネット』と訳され、これまでは、人がインターネットにつながり、情報をやりとりしていたが、カメラやセンサなどもインターネットにつながり、自動で何かを認識しながら処理がされるシステムをさす。
これにより、天候や気温に合わせて勝手にコンビニの品物の仕入れを行ったり、画像の認識によって勝手にペットのえさが供給されたりするようになる。
IoTの言葉は、インテルが発案者といわれたり、今ではIoE(Internet of Everything)とうたっているがシスコだったりする。
このIoTの実現はモノが『無線』でインターネットに接続される、とされ、Bluetooth(TM)、WiFi、LTEなどで接続される、と言われてきた。
しかし、ここに一石を投じたのが、今回のTEDでの発表である。
BT、WiFi、LTEでは、インフラ側の整備も多少なりとも必要となり、どのように無線ネットワークを張り巡らせるか、議論がなされるところであるが、既にあるLED照明をデータ通信に使用しよう、としたのが、今回の発表である。
LEDの光源は、データの送信機となり、データの内容に合わせて細かく変調されていく。受信機はソーラパネルであり、これでデータの受信もできるが、エネルギーの受信もできるわけである。
LiFi通信は標準的なLEDとソーラパネルで50Mbps程度を達成しているようで、現状の高速通信にそれほど劣るような性能ではない。
実際ソーラパネルを持ちあることは大変だが、先に紹介した透明のソーラパネルであれば、より現実性が増してくるのかもしれない。
夜はどうするのだ、とか、遠方の距離は直接は難しいのでは、などなど、いろいろ議論があるところではあるが、IoTの一角を担う無線通信技術としては十分にLiWi通信はありえるのでは、と思う次第である。
https://www.ted.com/talks/harald_haas_a_breakthrough_new_kind_of_wireless_internet
2015年11月11日水曜日
LTE-U(LAA) vs 11ac(11ax)
"LTE-U(LAA) vs 11ac(11ax)"とは、何を意味するかというと、5GHz帯の争奪です。誰と誰が5GHz帯を争奪しているかというと、携帯電話関連会社とよりオープンな環境構築を望む無線LAN関連の会社の争奪です。
LTE-Uはクアルコムなどが提唱する呼称ですが、3GPPなどではLAA(Licensed Assisted Access using LTE)と呼ばれています。これは、無線LAN向けに割り当てがされていた5150MHz~5350MHz、5470MHz~5725MHzの周波数にLTEの信号を割り当て、携帯のキャリア会社が自由にかつ、複数のキャリア会社で共有し、今後ますます増加する通信データ量に対応しよう、という動きです(LTE-U Forum LTE-U技術レポート)。
また、LTE-UとLAAの大きな違いはLBT(Listen Before Takl)機能があるかないかです。LTE-Uは3GPPの規格策定など待たずに進んでしまえっ、という勢いでLTE-Uフォーラム(http://www.lteuforum.org/index.html)なども結成され、Verizonが発起人ですが、他には、アルカテルルーセント、エリクソン、LG、クアルコム、サムソンなどが加盟しています。
実際にLTE-Uは北米で下りのみの通信で、2016年中旬から商用化されそうです。Verizon , T-mobile , AT&T の大手三社が推進しているようです。
日本では、この5GHz帯の代わりにまずは3.5GHz帯のサービスを始める動きがあります。3.5GHzと5GHzは誤解を恐れずにいうと似たような伝搬特性を持っています。インドアでの用途向きです。3.5GHzは、プラチナバンドとよばれる700MHz~900MHzと特性も異なりますし、1.7GHz帯・2GHz帯とも異なります。またデバイスも別途必要になります。こういったことを考えるとまた3.5GHz帯で日本の無線通信業界がガラパゴス化する可能性は非常に高いです。残念なことです。
こうことが起こるのは、周波数の割り当ての方法に違いがあるかもしれません。海外ではオークション制が主流で携帯会社がとてつもない高額な金額を払い、自分のビジネスをするリソースを確保します。商用施設を建設するゼネコンが土地を購入することに似ています。しかし日本は総務省から割り当てられます。携帯会社は電波利用料を総務省に払いますが、オークションの額に比べると月とスッポンです(このような背景もあり日本の携帯会社は恵まれすぎています)。
こういった背景により、海外の携帯会社はもちろん高いお金を払って周波数を拡張するよりも、オープンな5GHzを使用する方が圧倒的に有利となります。
そのため、今後は、LTE-U(LAA)が大きく拡大していく可能性が非常に高いと思われます。
実際、11acの商用機がリリースされ始め、2年ほどが経過していると思われますが、11acを採用しているデバイスはほぼ100%がスマートフォンです。
無線LANを搭載したデバイスは数々でてきていますが、ほとんどが2.4GHzのみの搭載です。プリンター、プロジェクター(一部11ac?)、カーナビ、エアコン?、・・・。
そういう意味では、5GHzの11acの無線LANが必要なのは『スマートフォン』です。これは、5GHz帯は11acの無線LANより、携帯会社がリソースを管理できるLTE-U(LAA)の方が間違いなく好都合です。
11acを拡張した11axの規格も検討されていますが、徒労に終わるかもしれません。
携帯会社の資本力が勝るか、オープンな環境を好む数の力が勝つか。
長期的な流れとしては、オープンな環境の数が勝つと思いますが、11ax、LTE-U(LAA)あたりの時期ではどちらともいえないと考えます。
LTE-Uはクアルコムなどが提唱する呼称ですが、3GPPなどではLAA(Licensed Assisted Access using LTE)と呼ばれています。これは、無線LAN向けに割り当てがされていた5150MHz~5350MHz、5470MHz~5725MHzの周波数にLTEの信号を割り当て、携帯のキャリア会社が自由にかつ、複数のキャリア会社で共有し、今後ますます増加する通信データ量に対応しよう、という動きです(LTE-U Forum LTE-U技術レポート)。
また、LTE-UとLAAの大きな違いはLBT(Listen Before Takl)機能があるかないかです。LTE-Uは3GPPの規格策定など待たずに進んでしまえっ、という勢いでLTE-Uフォーラム(http://www.lteuforum.org/index.html)なども結成され、Verizonが発起人ですが、他には、アルカテルルーセント、エリクソン、LG、クアルコム、サムソンなどが加盟しています。
実際にLTE-Uは北米で下りのみの通信で、2016年中旬から商用化されそうです。Verizon , T-mobile , AT&T の大手三社が推進しているようです。
日本では、この5GHz帯の代わりにまずは3.5GHz帯のサービスを始める動きがあります。3.5GHzと5GHzは誤解を恐れずにいうと似たような伝搬特性を持っています。インドアでの用途向きです。3.5GHzは、プラチナバンドとよばれる700MHz~900MHzと特性も異なりますし、1.7GHz帯・2GHz帯とも異なります。またデバイスも別途必要になります。こういったことを考えるとまた3.5GHz帯で日本の無線通信業界がガラパゴス化する可能性は非常に高いです。残念なことです。
こうことが起こるのは、周波数の割り当ての方法に違いがあるかもしれません。海外ではオークション制が主流で携帯会社がとてつもない高額な金額を払い、自分のビジネスをするリソースを確保します。商用施設を建設するゼネコンが土地を購入することに似ています。しかし日本は総務省から割り当てられます。携帯会社は電波利用料を総務省に払いますが、オークションの額に比べると月とスッポンです(このような背景もあり日本の携帯会社は恵まれすぎています)。
こういった背景により、海外の携帯会社はもちろん高いお金を払って周波数を拡張するよりも、オープンな5GHzを使用する方が圧倒的に有利となります。
そのため、今後は、LTE-U(LAA)が大きく拡大していく可能性が非常に高いと思われます。
実際、11acの商用機がリリースされ始め、2年ほどが経過していると思われますが、11acを採用しているデバイスはほぼ100%がスマートフォンです。
無線LANを搭載したデバイスは数々でてきていますが、ほとんどが2.4GHzのみの搭載です。プリンター、プロジェクター(一部11ac?)、カーナビ、エアコン?、・・・。
そういう意味では、5GHzの11acの無線LANが必要なのは『スマートフォン』です。これは、5GHz帯は11acの無線LANより、携帯会社がリソースを管理できるLTE-U(LAA)の方が間違いなく好都合です。
11acを拡張した11axの規格も検討されていますが、徒労に終わるかもしれません。
携帯会社の資本力が勝るか、オープンな環境を好む数の力が勝つか。
長期的な流れとしては、オープンな環境の数が勝つと思いますが、11ax、LTE-U(LAA)あたりの時期ではどちらともいえないと考えます。
アップル株価の急落 (iPhone6Sの売れ行き低調が予想される!?)
クレディスイスがiPhone6Sの売り上げが低調になる、というレポートを発表した。
アップルへのサプライチェーン先への発注量の減少から予測したものだ。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/11/idJPL3N13600K20151111
これを受けてか、アップルの株が3%以上下落した。
本ブログでもiPhone6Sは日本では低調だ、という記事を載せた。
販売最初の3日間の受注は、1,300万台で、今までのモデルの中では最高、という発表があったり、低調が噂されたりとはっきりはしない。
ただ、未だしっかりとした数字で集計できないようだが、日本では、iPhone6に比べて15%程度の落ち込み、世界的には、中国やニュージーランドでの販売開始により好調、というところが本当のようだ。
サプライチェーンへの発注量は不明だが、US市場などでは、クリスマス商戦も控えており、あまり悲観論に包まれている、ということもないようだ。
iPhone6Sは確かに今までのモデルに比べ、革新性は少ないように見えるが、他のスマホと比べるとやっぱりiPhoneという感じもするし、なかなかドラスティックにアップル社の業績が変わるということはないように思える。
アップルへのサプライチェーン先への発注量の減少から予測したものだ。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/11/idJPL3N13600K20151111
これを受けてか、アップルの株が3%以上下落した。
本ブログでもiPhone6Sは日本では低調だ、という記事を載せた。
販売最初の3日間の受注は、1,300万台で、今までのモデルの中では最高、という発表があったり、低調が噂されたりとはっきりはしない。
ただ、未だしっかりとした数字で集計できないようだが、日本では、iPhone6に比べて15%程度の落ち込み、世界的には、中国やニュージーランドでの販売開始により好調、というところが本当のようだ。
サプライチェーンへの発注量は不明だが、US市場などでは、クリスマス商戦も控えており、あまり悲観論に包まれている、ということもないようだ。
iPhone6Sは確かに今までのモデルに比べ、革新性は少ないように見えるが、他のスマホと比べるとやっぱりiPhoneという感じもするし、なかなかドラスティックにアップル社の業績が変わるということはないように思える。
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